エンジニアチームマネジメントに入門する際の思考整理
今年に入り、チームリードが役割の一つに加わりました。マネジメントは初心者なので初学書として、「エンジニアのためのマネジメント入門」という書籍を読みましたので少し紹介します。
これまで、エンジニアとして現場でコードを書いてきました。
今後チームのマネジメントやチームづくり的な領域でも力を発揮できるようなりたいので、「エンジニアのためのマネジメント入門」という本を手に取ってみました。
書籍のテーマとしては、「これからマネジメントを行っていきたい方にとっての入門書」+「エンジニア領域スケール思考法」の半々といった内容でしょうか。
エンジニアチームマネジメント軸に寄せたければ、「エンジニアリングマネージャーのしごと」の方が良いかもしれません。(機会があればまた別の機会に)
マネジメント領域ひとつとっても多様な領域でありながら、さらにテクノロジー領域も抑えてチームをマネジメントするということは大変難しい。
私は本書を読んで、8つのマネジメントドメイン1をチームのフェーズに合わせてウェイトの調整を行いながら動いていくことが重要だと理解しました。
本書を読んで、早速取り入れていきたいエッセンスを2つ紹介したいと思います。
「教える」の基礎
最適な教育コミュニケーションは、「観察」、「知識の提供」、「実践機会の提供」、「結果のフィードバック」の4つのフェーズを適切に行なっていくこと。
本書では「プログラム学習の5つの原則」も紹介されており、できるだけマンツーマン的に対象者に合わせたコミュニケーションを行うということがマストなのがわかります。
また、質問と発問の違いについても述べられていました。
対象者に自分で考え、自分の言葉でまとめてもらう機会を提供するということがマネージャーのコミュニケーションとして最重要。
メンティの思考習慣
ここでは行動変容ステージモデルについて説明されていました。
読んでいて、なるほど!と感じながら読み進めていましたが、人々はある特定の行動を変えるプロセスには段階があり、それを行動変容ステージモデルでは、「①無関心期」、「②関心期」、「③準備期」、「④実行期」、「⑤維持期」の5段階である説明されています。
つまり、無関心期の人に対して当事者意識を持てとアプローチを行っても行動の変化は期待できないのです。まずは関心期に引き上げるためのアプローチを行うことが大切です。
自分もそういうフェーズを経験しているなと思いますし、大変納得度が高い。笑
さいごに
人を動かすということ自体大変おこがましい気がしていたり、思い通りの変化が望めないことに諦めてしまう原因には、対象者のフェーズを見誤り、強制的にものを強要しようとするような考え方が起因していたのかもしれません。
フェーズに合わせて、適切なアプローチを試み続けることを今後は挑戦していきたい。
これから、マネジメントやチームリード経験について感じたことや、直面した課題について私の事例を紹介できればと思います。
Editor’s diary
私のデスク環境は整っている方だとは思うのですが、欠けているとしたら昇降デスクではないことくらいでしょうか。。
今の環境はこんな感じ。
マジで下半身の衰えを感じて平日は数十分の散歩、休日は長距離ウォーキングを行なっています。
コロナ禍ですっかり痩せてしまってコロナ前の体重に戻すために食事とワークスタイルの改善に本気にならねばと…今年は昇降デスクを導入したい。
自宅の環境が整えば整う程、他で仕事できなくなるのが悩み。笑
この間、知人と飲みながらやっぱり会話や議論しながらリアルで仕事するのはいいね!って話で盛り上がっていました。
うまく仕事バランス取りながら仕事ができるといいですよね。
プロダクトマネジメント、プロジェクトマネジメント、チームマネジメント、ピープルマネジメント、ラインマネジメント、ビジネスパフォーマンスマネジメント、ストラテジックマネジメント、テクノロジーマネジメント


![[佐藤 大典]のエンジニアのためのマネジメント入門 [佐藤 大典]のエンジニアのためのマネジメント入門](https://substackcdn.com/image/fetch/$s_!AvkJ!,w_1456,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2Fde29cb8b-aa15-4a1b-9bc0-7a500b9168e0_355x500.jpeg)
